リゾネーター奮闘記

主に遊戯王について語ります

現環境対応 リゾネーターデッキ紹介

皆さんこんばんはm(_ _)m


今回は、現環境(主に十二獣)に対抗する為のリゾネーターデッキを紹介しようと思います。


長文なので時間のある時に読むことをオススメします。


●デッキレシピ

f:id:egoneforall1:20161030205922j:plain

f:id:egoneforall1:20161030210513j:plain


●概要

十二獣は発売直後から各所の大会で上位に入賞し、環境トップとまで言われたABCをいとも簡単に叩き落としました。インフレとかいうレベルを超えた異常事態と言えるでしょう。

手札1枚の消費で最大6枚のアドバンテージを獲得するデッキが弱い筈も無く、相手の初手にベイゴマが無い事を祈る日々…。

また出張性能も高く、様々なデッキと混ぜ合わせてその猛威を振るっており、大会などでの遭遇率も高いです。

しかしそんな十二獣にも弱点があり、

・十二獣エクシーズの打点が極端に低い

・効果耐性が無い

・エクストラの消費が激しい

・増Gがキツい

といった事が挙げられます。

そんな十二獣を仮想敵としてデッキを組む訳ですが、他のデッキが弱くなった訳ではありません。普通に強すぎるくらいです。

その為、メインの段階から十二獣を対策しつつ、サイドでその他のデッキに合わせる方針で構築を練りました。


●基本戦略

ハイスピードライダーズとレッドライジングドラゴンの発売によって、リゾネーターはかなり強化されました。レッドデーモンズも昔に比べれば遥かに出しやすくなっています。

しかし1枚で展開出来るようなパワーカードと呼べるような物はテーマ内に存在せず、非チューナーを安定して供給出来ず、肝心のレッドデーモンズを守る手段は全くOCG化されず、と肝心な所ばかり中途半端です。

しかし、そんなリゾネーターでもきちんと考えれば勝ち目はあります。


ソリティアなどの連続展開には全く縁がない為、基本的には

・レッドリゾネーター(コール)+星4(急襲orウルフ)

の組み合わせからライジング経由でスカーライトを召喚し、高い打点と解決能力で速攻を仕掛けます

また、目指す盤面としては

1.アビス、ブレーダーによる制圧

2.月華竜、クリスタル、ビュートによる盤面解決

が挙げられます。


●採用カード

リゾネーターに限った話ではありませんが、俗に「ファンデッキ」と言われるデッキは自分でアドバンテージを増やす事が出来ず、かつアドバンテージが無くなりがちです。

その為、1度の攻めで手札や場のカードを使いすぎてしまうとすぐにジリ貧になり負けてしまいます。

その為採用モンスターは戦術に噛み合ったものを選びました。


モンスター

・シンクローン・リゾネーター

特殊召喚の条件が緩く、回収効果まである便利屋です。アビスやクリスタルへの繋ぎ、ベリアルのリリース要員など用途も様々。事故軽減の為に2枚にしています。

・レッド・リゾネーター

召喚時に手札から星4以下を特殊召喚する効果と、特殊召喚時に場のモンスター1体の攻撃力分ライフを回復する効果、どちらも強力です。スプリンターやライジングのおかげで回復効果を起動しやすい為、エキストラターンでの勝率は結構高いです。3積み必須。

・増殖するG

十二獣をはじめとした先行展開に対する抑止力として。相手が展開を続ければこちらにアドバンテージが、展開を止めればヘルドッグの餌です。3枚に増やしたいですが、メタルフォーゼの数も多いため今回はサイドとなりました。

・クリエイト・リゾネーター

自分の場に8シンクロがいる時に特殊召喚可能なリゾネーター。ライジングから蘇生してアビスへの繋ぎになったりと痒いところに手が届く良カード。枚数は1枚で充分です。複数枚入れると事故の元になります。

・幽鬼うさぎ

相手の効果に反応してカードを破壊する手札誘発。この手のカードには珍しく場から発動出来るため、アビスやベリアルで積極的に出していきます。

・BF-精鋭のゼピュロス

任意のタイミングで自己蘇生出来るモンスターが欲しかったので採用。コストが必要ですが、非常に便利です。しかし、おろかな埋葬すら採用していないので使用頻度も低いです。抜き候補

・フレムベル・ヘルドッグ

相手モンスターを戦闘破壊したらデッキからレッドリゾネーターをリクルート、急襲・爆発に対応した1900打点の星4モンスターというパワーカードです。こいつのおかげで安定性が大きく上がりました。3積み推奨。

・レッドスプリンター

召喚、特殊召喚時に手札か墓地から星3以下の悪魔チューナーを特殊召喚出来ます。墓地からも特殊召喚出来る為にツインツイスターのコストを帳消しにしたり、初動や返しもこなします。ですが他にモンスターがいると効果を発動出来ないという超要らないデメリットがある為、急襲との兼ね合いで2枚に抑えました。

・レッド・ウルフ

デッキ内で唯一ライジングを経由せずに8シンクロに繋がるカード。とても9期に登場したとは思えないスペックですが、便利なのに間違いはありません。

・粘糸壊獣クモグス

相手の盤面解決の為に採用。手札でダブっても自身の効果で特殊召喚が可能なので事故になりにくいです。そして、数ある壊獣の中で何故クモグスなのかと言うと、壊獣が相手の場に特殊召喚する特性上、そのモンスターが一時的に脅威となります。これを処理出来なければ一気に不利になる為、出来るだけ打点の低い壊獣を採用したかった事。そして星7の為、シンクロ素材に出来る点でクモグスを選びました。


魔法

・強欲で貪欲な壺

デッキの上から10枚のカードを除外して2枚ドローする最強のドローカード。アドバンテージを得る手段が乏しいデッキでは10枚を犠牲にしてでも手札を増やさなければ動き出せない事があるため、非常に重要です。

・コール・リゾネーター

リゾネーターのサーチカード。基本的には手札に無いリゾネーターを加えます。レッドリゾネーターが動きの起点になる為3枚必須です。

・真炎の爆発

対象となるモンスターはレッドリゾネーターとヘルドッグのみですが、どちらもデッキから持ってくる手段がある為腐る事はほとんどありません。

・ブラック・ホール

相手の先行展開に対する最強の返しです。

・死者蘇生

自分のモンスターを蘇生する事もありますが、相手のモンスターを奪う事も同じくらい多いです。スカーライトで破壊したモンスターを蘇生する事で、消費を抑えつつ序盤からでもモンスターを並べられます。

・ソウル・チャージ

最強の蘇生カードですが、攻撃出来ないデメリットがある為攻めには使いにくいです。使いどころはしっかり見極める必要があります。

・ハーピィの羽根箒

罠による妨害を受けると致命的な為、その可能性を排除するのに必須です。

・ツインツイスター

魔法罠を2枚破壊出来ますが、手札コストを懸念して1枚のみの採用です。

・サイクロン

2枚目のツインツイスターの枠でしたが、手札コストを懸念した結果小回りのきくサイクロンに差し替えました。

・炎王の急襲

デッキからヘルドッグを特殊召喚します。効果は無効になりターン終了時に破壊されますが、主にシンクロ素材にする為あまり関係ありません。実質召喚権を増やしている為、動きの起点を増やすことが出来る良いカードです。

・禁じられた聖杯

対十二獣のキーカード。ドランシアの効果にチェーンして無効にする事で、ドランシアの攻撃力は僅か400になり、素材の十二獣の効果も消せます。自分のターンでは手札から使っていける為対応力が高く、他の類似カードにも有効です。


・次元障壁

最強の妨害カード。エクシーズを宣言すれば、十二獣はほとんど動けません。場の該当モンスターの効果も無効になる為、応用が利きます。

・スキル・プリズナ

自分の場のカードを1枚指定し、そのターン中は指定したカードを対象にしたモンスター効果を全て無効にします。墓地から除外する事でも同じ効果を発揮する為、カステルやマジェスペクターユニコーンの効果をかわすのに有効です。

・虚無空間

アビスの後ろにこれを張ればほぼ負けません。使いどころを見極めて相手の展開に致命的なダメージを与えます。

・神の通告

登場以降、採用されていないデッキの方が珍しいくらいの無効カード。ペンデュラム系統のデッキが相手の時は非常に頼りになります。

・神の警告

モンスターを特殊召喚する効果に対して強い点で通告に勝ります。融合や儀式魔法を止めにいけますし、最近は発動制限があったりするので有効に働きます。



エクストラ

エクストラの構築は非常に難しいです。リゾネーターに限った事ではありませんが、カードプールの増加によって似たような役割のカードが増えていくにつれ、1枚破壊か1枚バウンスかの違い程度で裏目が起こります。

その為、環境に合わせて最適なカードを選ぶ必要があります。


・レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト

このデッキの主役、キングのデュエルの象徴です。最強レベルの除去能力と高い打点で一気に優位に立ちます。アビス、ベリアルの素材となって墓地にいく事が多い為、2枚目は必須だと思います。

・レッド・ライジング・ドラゴン

シンクロ召喚時にリゾネーターを蘇生出来ますが、この効果を使ったターンは闇ドラゴンシンクロしかエクストラから出せなくなる要らないデメリットがあります。序盤から素早くスカーライトに繋ぎ、流れを掴みます。

・クリムゾン・ブレーダー

使用頻度は低いですが、同じシンクロ系統のデッキに対して有効です。メタルフォーゼ相手の時にミスリエルを戦闘破壊出来れば、次のターン相手は壁を並べるくらいしか出来ません。

・スターダスト・チャージ・ウォリアー

シンクロ召喚時に1枚ドローする効果が主ですが、特殊召喚されたモンスター全てに攻撃出来る隠された効果を持っています。たまに役立つので覚えておくと便利です。

・月華竜 ブラック・ローズ

このカードの特殊召喚時と星5以上のモンスターが特殊召喚された時に、強制効果で特殊召喚されたモンスターをバウンスします。対象が「特殊召喚されたモンスター」というのがミソで、相手が特殊召喚した星5モンスター以外の該当モンスターをバウンス出来るのは覚えておきましょう。

・クリアウィング・シンクロ・ドラゴン

クリスタルウィングの進化前という印象が強いですが、2種類の無効効果を持っている点で勝ります。アビスの横に立てるだけで安心感が違います。

・PSYフレームロード・Ω

相手のスタンバイに除外されたカードを墓地に戻す効果、お互いのメインフェイズに自身を除外して相手の手札を一枚除外出来る効果、墓地のこのカードと他のカードをデッキに戻す効果を持つ強力なシンクロモンスターです。スキルプリズナーを墓地に戻したり、手札を除外して妨害、一度使った魔法・罠を回収など便利な効果ばかり。採用しない理由はありません。

・クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン

モンスター効果を1度無効にする効果と星5以上とバトルする時に相手の攻撃力分自身の攻撃力を上げる効果を持ち、非常に解決能力が高いです。素の打点も高い為、力負けする事はほとんどありません。

・炎魔竜 レッド・デーモン・アビス

レッド・デーモンの中で最も制圧能力が高い為、積極的に召喚を狙います。召喚した時点で優位に立てますが、無効にする効果の使いどころは慎重に見極めましょう。

・炎魔竜 レッド・デーモン・ベリアル

レッド・デーモンを蘇生する効果で3000越えの打点を軽く並べることが出来ます。効果耐性は無いので、なるべく出したターンに勝負を決めに行きましょう。

・炎魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ

レッド・デーモンの進化体の中で元々の攻撃力が1番高く、攻撃表示のモンスターを殴れば4000ダメージが確定します。さらにシンクロ召喚したターンは相手の行動をほぼ封殺してしまうため勝負を決めやすいです。召喚を無効にされても蘇生効果で立て直せるので隙はありません。

・励輝士 ヴェルズビュート

星4が並ぶ事が度々あり、何か解決能力のあるモンスターが欲しかった為採用しました。しかしまだ1度も使っておらず、欲しい場面も来なかったので抜いてもいいと思います。


解説は以上になります。長文を最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の構築はかなり気に入ってるので、大会で使うのが楽しみです。



では今回はここまで(・ω・)ノ

また次回m(_ _)m



ブログランキング参加しています。宜しければクリックお願い致します↓

http://blog.with2.net/link.php?1852612