リゾネーター奮闘記

主に遊戯王について語ります

デッキ解説ーリフレクター型リゾネーター(9/13)

皆さんこんにちはm(_ _)m

 

前回の予告通り、レッドデーモンズドラゴンCSで使用したリゾネーターデッキの解説を書いていきます。

 

毎度ながら長文となっていますので時間のある時にお読みください。

 

●デッキレシピ

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サイキックリフレクターを採用し、カオスルーラーと併せて実質的な1枚初動を実現させ、安定性を高めた構築です。

今回はシングル戦でサイドが無いので、メインデッキは同系統のリゾネーターに勝つ事を狙いとして、それに寄せた構成になっています。

 

 

●メインデッキ

ただ1回の負けも許されないので、手札事故は死を意味します。

よって、安定性が高くリゾネーターやレッドデーモンズに繋げやすいという事でリフレクター型を選択しました。他にはヴァレットやHEROの選択肢も考えていましたが、それぞれのデメリットやエクストラ制限のルールもあり見送りました。

 

 

《クリムゾン・リゾネーター》

3枚確定。入れない理由が無いぐらいのパワーカードです。

闇ドラゴンSしか出せなくなるデメリットがあるのでリンクに繋ぎにくいのは難点ですが、エクストラに闇ドラゴンSしか入ってないので関係ありません。

 

《シンクローン・リゾネーター》

場にシンクロが居れば特殊召喚出来る効果と回収効果、どちらも重宝します。

スーパーノヴァルートの兼ね合いから素引きすると強い場合と弱い場合があるので、必要最低限の2枚にしています。

 

《レッド・リゾネーター》

クリムゾンの登場によって活躍の機会が無くなりがちになってますが、素引きするとうららや泡影のケアになるパターンがあるので不採用になる事は無いです。

 

・誘発ケアパターン

手札:クリムゾン、レゾネ、風来王

1.クリムゾンss、レゾネns効果(泡影チェック)

2.風来王ss、レゾネと風来王でライジング(泡影)

3.ライジング効果でレゾネss &回復

4.レゾネライジングでカオスルーラー(うららチェック)

5.クリムゾン効果、シンクローン2体ssしてスーパーノヴァ

 

最後のクリムゾンまでに妨害が使われればスーパーノヴァに行けるパターンです。現状この3枚でしか成り立ちませんが、手札に揃っている場合はやる価値があります。

増Gを持たれている場合は最初のクリムゾンに使われるはずなので、墓穴などが無い場合は止まる事も出来ます。

もし最後のクリムゾンに妨害を受けた場合でも、シンクローンが引けているならアビス、無くてもクリムゾン+ルーラーのままターンを渡せば次のターンでスーパーノヴァに行けるので問題ありません。

(墓地の風来王でクリムゾンサーチ、カオスルーラーを自己蘇生でスーパーノヴァ)

 

《クリエイト・リゾネーター》

貴重な星3リゾネーター。

リフレクターやカオスルーラーによって8シンクロを場に供給しやすくなっているので腐る場面も少なくなりました。

 

《コール・リゾネーター》

上記リゾネーター達を自由に手札に持って来れるので採用しない意味はありません。

 

《風来王ワイルド・ワインド》

自身を特殊召喚出来る効果とサーチ効果、どちらもリゾネーターと相性が良い必須カードです。

クリムゾンと一緒に引ければ召喚権を使わずにスーパーノヴァに繋がりますし、次のターンにサーチ効果で状況に応じたリゾネーターをサーチすればアドバンテージ面でも損がありません。

 

《サイキック・リフレクター》

《バスター・ビースト》

《バスター・スナイパー》

《緊急テレポート》

《バスター・モード》

バスターギミックです。

リフレクター3、スナイパー3、緊テレ2の8枚が1枚初動になれます。

運が良ければ緊テレ1枚からスーパーノヴァを出せる可能性もあるので、最も相性が良いとさえ思っています。

リフレクター型を選択するメリットは、シンクロ以外の召喚法を使わずに1枚で動ける点です。他に相性が良いテーマとしてヴァレットやHEROが挙げられる事が多いですが、ヴァレットはストライカードラゴンが無ければ1枚初動にならず、HEROはイゾルデを経由しなければそもそもシンクロに繋がりません。

「リゾネーターと組み合わせて動ける」という点で、リフレクター型は他のテーマより優れています。

 

《教導の聖女エクレシア》

《教導の騎士フルルドリス》

今回の構築では闇属性と地属性のモンスターが大半を占めており、カオスルーラーの蘇生効果を使えない状況が多くなりました。

当初は強欲で金満な壺などのサブギミックを用意していましたがやむなく断念し、光属性で相性が良いカードとしてエクレシアとフルルドリスの採用に至りました。

この教導ギミックは光属性の供給以外でもカオスルーラーと相性が良く、リフレクター1枚でのワンキルを達成出来ます。

 

・ワンキルルート

リフレクターからカオスルーラー

ルーラー効果でエクレシアを拾う

エクレシア効果で自身ss、フルルドリスサーチ

ルルドリス効果で自身ssしてバトル

ルルドリス効果で教導の攻撃力が500アップするので3000+2000+3000でワンキル

 

また、エクレシアは教導の動きで1枚初動としても機能するので事故軽減にもなります。

単独で動きながら展開のサポートまでこなすパワーカード。他のテーマにも広く採用される理由が分かりますね。

 

《増殖するG》

《灰流うらら》

《無限泡影》

今回採用した手札誘発です。

リゾネーターにおいてスーパーノヴァを出す過程で最も痛手になるカードを各3枚ずつ合計9枚採用し、スーパーノヴァを出させないもしくは出されても攻略出来るようにしています。

 

《ハーピィの羽根箒》

相手側からの墓穴など、伏せを除去する必要性はいつでも着いてきます。

特に今回はスカーレッド・レインという除去必須の脅威が伏せられている可能性が高いので、何かしらの伏せ除去カードは必須です。

 

《墓穴の指名者》

相手からの誘発をケアするのと、墓地利用テーマが多い事が予想されるのでそれに対するメタとして採用しています。

リゾネーターとのミラーマッチを想定して抹殺の指名者の採用も考えていましたが、枠の問題もあり今回は不採用としました。結果として参加者の半数はリゾネーター以外のテーマで、3回対戦した内2回がミラーでは無かったので良い方向に転びました。

 

《禁じられた一滴》

初手に誘発が無く、相手の先攻展開を許してしまった場合に備えての採用です。

コストが必要な点は冥王結界波に劣りますが、速攻魔法なので相手の行動を見ながら使える点、攻撃力を半分にする点、相手ターンで妨害に使える点を評価して一滴を選択しました。

 

《スカーレッド・レイン》

最初は抹殺の指名者で除外して、相手のスカーレッド・レインを封じる目的での採用でしたが、引き込んだ際やカオスルーラーで落ちた際のパワーが凄まじかったので非常に気に入りました。やはり使わずに評価するのはいけませんね。

CSの前日の遊戯王の日にてヌメロンとの対戦があったのですが、このカードでメガトンゲイルを除外して勝利出来たので実戦でも問題なく運用出来る事は確認済みです。

使いまわせるので枚数は1枚で十分だと思います。

 

エクストラデッキ

今回は「エクストラデッキにレッド・デーモン及び進化体を10枚以上採用する」というルールがあったので、それに則って構築しています。

ちなみにレッド・ライジング・ドラゴンはレッドデーモン系に含まれないとの事です。

 

《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》

はい、魂です。

当ブログで何度も語ってきましたが、今回は一滴の登場で活躍の場が広がりました。単純に破壊対象が倍になる上に、効果無効によって破壊耐性が消えるのでほぼ確実に盤面を処理出来ます。

 

《レッド・ライジング・ドラゴン

リゾネーターを使うなら必須です。

今回はリフレクター型なので1枚は減らしてもそれほど問題はありませんが、長期戦になった場合は3枚目が必要になる事があるのであるに越した事はありません。

 

《混沌魔龍カオス・ルーラー》

このカードが現在のリゾネーターの根幹を支えています。アドの獲得や継戦能力、種族属性も完璧にマッチしていて正直頼りまくってます。

星8シンクロなのでレッドデーモンズと召喚機会の取り合いになるのが難点。状況に応じた使い分けをしっかり見極める必要があります。

 

《琰魔竜レッド・デーモン》

攻撃表示ならば、攻撃力の上回る相手でも破壊出来る点でスカーライトより有用です。

一滴が無い場合のアビス+ベリアル盤面の突破に必要なので必須です。

 

《琰魔竜レッド・デーモン・アビス》

レッド・デーモン名称で唯一の妨害です。

単純な発動無効ではなくヴェーラー泡影のような発動ターン中の無効なので、後出しでもある程度機能する点が優秀です。

戦闘ダメージを与えるとチューナーを蘇生出来るので、リフレクターを蘇生して後続のスナイパーをサーチしつつ、アビスの横にカオスルーラーを立ててアドを獲るというこれまででは考えられなかったレベルの動きが可能になりました。

 

《琰魔竜レッド・デーモン・ベリアル》

モンスターをリリースしてレッド・デーモンを蘇生出来ます。

墓地にレッドデーモンがあれば、場のチューナーが攻撃力3000以上の打点になるわけですから単純に強力です。

こちらは戦闘ダメージを与えると墓地とデッキから同じレベルのチューナーを2体出せます。

シンクローンとリフレクターを出して盤面を固めたり、レゾネで回復したりと応用が効く能力です。

 

《レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント

召喚無効カードは使用不可のルールがあったので居ないとは思いましたが、罠型や伏せ系のデッキとの対戦になった場合、羽根箒しか解答が無いので引けない場合があります。

基本的には妨害の影響が少なくなるように動いて相手のリソースを削っていく形になるわけですが、おそらく先攻を取れない限りスーパーノヴァやアビスの召喚は妨害されるはずなので、羽根箒だけでは不十分だと感じ、素材縛りが緩く全体除去が出来るタイラントを採用しました。

伏せ系のデッキに対して毎ターンプレッシャーをかけられるレッドデーモンはタイラントだけです。

ルルドリス+シンクローン2体の組み合わせでも出せるので、意表を突く意味でも必要だと感じました。

 

《琰魔竜王レッド・デーモン・カラミティ》

シンクロ召喚時に場のカードの効果を相手のみ封じます。

チェーン不可の効果なので、召喚無効カードが無い今大会では最強クラスの効果です。

もし泥沼に持ち込まれればジリ貧になる可能性があるので、戦闘破壊時のバーン効果も併せて短時間で勝負を決められるカラミティは頼りになります。

 

《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》

今日の最強カードどころか遊戯王の歴史の中でも上位クラスの最強カードです。

相手の場を全て除外する効果がある上に、自身は効果破壊耐性があるのでドラグーンにすら負けません。初手で召喚するだけで割と高い確率で勝負が決まります。

一滴や泡影はモロに受けてしまいますが、スカーレッドレインがあればそれらを回避しつつ妨害が出来るのでまさに一石二鳥。今後も頼りになる切り札です。

 

 

●今後について

10月の制限改訂が発表され、リゾネーターは規制されませんでしたが墓穴の指名者が準制限になりました。

枚数的には1枚減っただけ、抹殺の指名者を入れれば良いかというとそんな訳はありません。

墓穴の減少によって、単純に相手の誘発が通りやすくなるのは目に見えて分かると思いますが、環境的には苦手対面であるエルドリッチが増える事が予想されます。というか既に増えてます。

伏せ系デッキに対しては、タイラントの項でも書いたように相手のリソース消費を迫るプレイを主にしていたのですが、エルドリッチは消費したリソースがそのまま次のリソースを呼び込むので次のターンには回復してしまいます。これではリゾネーターのパワーでは追いつけません。

サイドから伏せ除去カードを何枚入れても「引けたから勝った」「引けなかったから負けた」ではただの運任せです。現在の構築でも勝ち得る要素はあると思いますが、それだけでは足りません。戦い方を見直す必要があると思います。

ミドラーシュを使用する召喚ドラグマやシャドールも増えてくるので、その辺りも意識した構築とプレイングを考えていきたいですね。

 

 

 

というところで今回はここまで。

自分なりにタメになりそうな事を書いたつもりですが、よく分からない部分などはコメントで質問してください。

 

次回はいつになるか分かりませんが、CSに出る機会などがあれば、その都度何かしら書いていきたいですね。

 

ではまた(・ω・)ノ