リゾネーター奮闘記

主に遊戯王について語ります

デッキ解説ーリゾネーター(2020/3)

皆さんこんにちはm(_ _)m

 

今回は新規カードを採用したリゾネーターデッキの構築がまとまってきたので、新ルール前に解説という形で書いていこうと思います。

 

長文なので時間のある時に読むことをオススメします。

 

 

●デッキレシピ

f:id:egoneforall1:20200320112828j:image
f:id:egoneforall1:20200320112833j:image

 

強欲で金満な壺を採用し、初動の安定を重視しています。

新規カードの《クリムゾン・リゾネーター》を最大限活用するために、相方となる星4モンスターはデッキの動きと噛み合うものを選びました。

可能な限り素早くシンクロ召喚に繋げ、制圧しながらビートダウンを行うことが勝ち筋です。

 

 

●そもそもの話

何故《強欲で金満な壺》を採用しようと思ったか?

自分は以前からリゾネーターデッキを安定させる手段としてドローソースを探していました。それは闇の誘惑に始まり、強欲で貪欲な壺、成金ゴブリン、時にはエンシェントリーフも採用圏内として考えていましたが、上手く運用出来ずに軒並みボツ。

この時点で既に強金は頭の片隅にはあったのですが、「ハリファイバー飛んだら詰むしな…」と考えて候補からは外していました。

 

しかし、クリムゾンリゾネーターの登場で状況は一変。その原因はカードパワーではなくこの一文。

「このカードの効果を発動するターン、自分はドラゴン族・闇属性SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。」

 

お前にもその縛りあるんや…

 

これにより事実上、クリムゾンを使う場合はレッドデーモンズしかEXデッキから出せないという状況になりました。

はじめはクリムゾンと星4モンスターでスーパーノヴァに繋ぐことを念頭に、手札がチューナーもしくは非チューナーで固まった場合はそれぞれ単独で動ける構築を考えていましたが、その場合チューナーのみの手札ではクリムゾンの縛りが足枷となり、上手く動けない状態がかなりの頻度で発生しました。

 

そこで悩み抜いた末に、EXデッキからはレッドデーモンズ以外出さない事でEXデッキの枠を確保し、さらに複数枚搭載することで除外されるリスクを減らした上でドローソースである強金の採用に踏み切りました。

最悪でもライジング1枚とスーパーノヴァ1枚が残れば勝ちに行けるので多少のデメリットには目を瞑ります。

魂を出すために魂を異次元に投げ飛ばすという暴挙となりましたが、やむを得ません。

 

 

●基本的な動き

基本となるのはクリムゾン・リゾネーター+星4モンスターからのスカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴンです。

しかし、シンクロ召喚を行うデッキである以上チューナーと非チューナーを揃えなければ成立しません。《コール・リゾネーター》《強欲で金満な壺》などを駆使して手札を整えるのが最優先事項となります。

現ルールではワンキルや先攻制圧みたいなことはしません。というか出来ません。ですが、新ルールが適用されれば近しい事は出来るようになるので後述します。

 

 

⚫︎手札による立ち回り方

・手札にクリムゾンと星4非チューナーが揃っている場合

スーパーノヴァを出すかベリアル+アビスの盤面を作ります。どちらにするかは相手によって変わりますが、基本はスーパーノヴァです。

手札が多少弱かろうと動きましょう。動けないより100倍マシです。クリエイト+風来王で《妖精竜 エンシェント》を出すだけでも、苦し紛れではありますが立派に動けています。

 

・手札がチューナーのみ

ハリファイバーすら不採用としているので、まともに動く手段はありません。誘発や墓穴の指名者などで非チューナーを引けるまで耐えましょう。

こういった状況で耐える時にリゾネーターを引きにくくなるよう、リゾネーターの採用枚数をギリギリに抑えています。本当はもう少し増やしたいですが、他でカバー出来る範囲なので我慢です。

 

・手札が非チューナーのみ

カグヤを引けていれば即座に召喚し、誘発+カグヤでビートダウンを行います。カグヤの効果で妨害が可能なので安心感もありますし、仮に無効になっても次のカグヤは手札にあるのでクリムゾンを引ければシンクロ召喚の準備が整います。

カグヤが無い場合はウィッチなどのサーチ効果を持つモンスターを優先的に壁にしていき、相手に除去させて手札を整えていきます。

 

 

⚫︎メインデッキ解説

《クリムゾン・リゾネーター》3

《シンクローン・リゾネーター》2

《レッド・リゾネーター》1

《クリエイト・リゾネーター》1

《コール・リゾネーター》3

《黒き森のウィッチ》3

《風来王 ワイルド・ワインド》3

 

デッキの基礎となる部分です。

動きの基本となるカードは最大枚数を採用し、「毎ターン同じ動きを行う事」をイメージしています。

新ルールではクリムゾン+ウィッチでスタート出来た場合、手札2枚消費でスーパーノヴァ+アビスの盤面を作る事が出来ます。

 

・展開ルート

クリムゾンss、ウィッチns→ライジングA ss、効果でクリムゾンss、ウィッチ効果で風来王サーチ

クリムゾン効果でシンクローンとクリエイトss、手札から風来王ss、クリムゾン+風来王→ライジングB ss、効果でクリムゾンss

ライジングA+クリムゾン+シンクローン+クリエイト→スーパーノヴァ、シンクローン効果でクリエイト回収

クリエイトss、クリエイト+ライジングBでアビス

 

更に3枚目として手札にシンクローンを引けていると、

シンクローンss、シンクローン+アビス→ベリアル、シンクローン効果でクリエイト回収

クリエイトss、ベリアル効果でクリエイトをリリース→アビスss

という展開が可能になります。

 

 

《妖精伝記ーカグヤ》3

メインデッキ内で1番強いカードです。

召喚するだけで1妨害と後続のカグヤが確定するので1枚初動としてカウント出来ます。

更にバウンス効果で妨害しながら自身を手札に戻せるので、次のクリムゾンを一切邪魔しません。

バウンスに失敗しても場に残るならクリムゾンを通常召喚すれば動けますし、処理されて場に残らないならクリムゾンとサーチしたカグヤで動く事が出来ます。

デッキの動きと完璧にマッチしたカードです。

 

《ネクロフェイス》1

《強欲で金満な壺》3

自分がレシピを公開して以降、最も反響を呼んだ(と思われる)コンボです。

ネクロフェイスは強金のコストであるエクストラ除外をノーコストに変え、墓地効果を使用した風来王やライジングを再利用出来る便利な1枚。制限カードなのが惜しいところです。

しかし、効果を使用したスーパーノヴァが除外されている時に召喚してしまうと、せっかくのスーパーノヴァがエクストラに帰ってしまうので注意が必要です。

ちなみにネクロフェイスと同じく除外を全てデッキに戻せるカードは《E・HERO エリクシーラー》しかありません。

 

強金はドローソースとしては有用です。成金などとは異なりアドバンテージが増える上に、これに相手のうららを使わせる事でクリムゾンへのうららを回避出来ます。

除外コストでライジングが3枚飛んでしまったら目も当てられないレベルで何も出来ませんが、最悪カグヤビートで時間を稼いでネクロフェイスを待つ事も出来るので割り切るしかありません。

 

《増殖するG》3

《灰流うらら》2

《原始生命態ニビル》1

《無限泡影》3

誘発枠です。

増Gとニビルはウィッチの効果でサーチ出来るので、

スーパーノヴァ+手札にニビル

・ベリアル、アビス+手札に増G

のような手堅い構えを作る事が出来ます。

 

《墓穴の指名者》3

《抹殺の指名者》2

相手の誘発を貫通する為のカードであると共に、場合によっては妨害としても機能します。

うららと泡影は採用率が高く、こちらの展開が止まってしまうので可能な限りそこに撃って回避します。

 

《神の通告》2

スーパーノヴァ単騎の場合に防御面での脆さを感じる事が度々あったので、1枚で機能する防御札として採用しました。

通告の理由としては、特殊召喚無効が単純ながら強く、事前に伏せておけば誘発ケアにもなるためです。

 

 

⚫︎エクストラデッキ解説

《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》2

我が魂です。

ライジング→スーパーノヴァの流れに行く事が多くなり出番が減りがちですが、星8のレッド・デーモン名称であることのメリットは大きいです。

2枚目の枠に《魔王龍 ベエルゼ》《ダークエンド・ドラゴン》を採用する案もありますが、強金のエクストラ除外を考えると、同じカードを複数採用した方が良いという判断に至りました。

 

《レッド・ライジング・ドラゴン》3

クリムゾン・リゾネーターの登場により強化されました。これが無いと動けません。

効果の使用にターン1制限が無いので、新ルールでは今まで以上に頼りになると思います。

 

《ドロドロゴン》1

素材に縛りが無い、貴重な星6闇ドラゴンシンクロ。

融合に関する効果を持っていますが、このデッキにおいては関係ありません。レッドデーモンズの素材として活躍してもらってます。

 

《妖精竜 エンシェント》1

素材に縛りが無い、貴重な星7闇ドラゴンシンクロ。

フィールド魔法に関する効果を持っていますが、ドロドロゴン同様関係ありません。相手次第では効果を使えるかもしれないのでテキストは把握しておきましょう。

 

《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》3

相手フィールドの表側1枚を無効に出来る、分かりやすく強いカード。

ドラゴンリンクで不正召喚されまくっていたので知名度はNo.1。

これ1体である程度の事には対応出来るので、とりあえず出すだけでも強力です。

 

《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》2

モンスターをリリースしてレッドデーモンを蘇生出来る、地味に強力なカード。

ベリアルアビスの盤面でベリアルが生き残れば、毎ターンアビスが蘇生されるので、相手からすれば厄介極まりない存在です。

相手の場がガラ空きの時にスカーライトを蘇生してライフを7500削るプランも可能なので、デッキの動きに幅を持たせる重要な1枚。

 

《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》3

「書いてあること全部強い」の分かりやすい例。

先に出しておくだけで相手へプレッシャーをかける事ができ、ドラグーン・オブ・レッドアイズでも処理されないので出すだけで有利になります。

モンスター効果主体の展開系デッキに対して無類の強さを誇りますが、魔法罠もまとめて除去出来るので罠系デッキに対しても有利に働く場面も多く、対応力は非常に高いです。

 

 

⚫︎今後について

新制限、新ルール後ではライジングを2枚以上使う事がほぼ確実であるため、強金を採用し続けるのは難しいかもしれません。

この構築はあくまで現ルールでの使用を前提としているので、この辺りの相性の変化は仕方ない事だと思います。

代替案としては闇の誘惑か成金ゴブリンになると思います。1枚で展開出来る新規が来れば何も問題ないんですが。

 

また、次の環境では新規のエルドリッチをはじめとする罠系デッキがシェアを広げる事が予想されるので、魔法罠を直接除去する《ライトニング・ストーム》などのメイン採用や、《ドラゴンメイド・チェイム》を採用して《超魔導竜騎士ードラグーン・オブ・レッドアイズ》を召喚出来るようにする案も考えられます。

様々な工夫を凝らして新環境で勝ち星をあげたいですね。

 

 

今回は以上になります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。質問や感想などをコメントしていただけると嬉しいです。

 

それではまた(・ω・)ノ