皆さんこんにちは。
去る6月24日、ついにジャックのストラクチャーデッキ「王者の鼓動」が発売されました。
待ちに待った新規カードを搭載した構築で勝ち上がった報告も以前より圧倒的に増えています。
今回は先日要望のあった新規カードの個人的な評価について書いていこうと思います。
(構築の解説は次回やります)
ちなみに自分はストラク1カートン買いました。
キングなら当然ですね!!
●新規カード
《ソウル・リゾネーター》
召喚・特殊召喚時にレベル4以下の悪魔をサーチし、墓地効果で「レッド・デーモンズ・ドラゴン」またはその名称が記されたシンクロが居る時限定の破壊耐性を付与する効果を持ちます。
待望の非チューナーにアクセス出来るカードであり、後述のボーン・デーモンとの組み合わせで様々な展開に派生出来る事実上の1枚初動となっています。
欠点として、レベル3であるためこれまでのテンプレであったレベル4非チューナーと組み合わせる構築が使いにくくなる点と、サーチ効果を使うと闇シンクロしか出せなくなる縛りが付きます。
縛りにしては緩いですね!(感覚麻痺)
今後も主力として使う事は間違いないので、個人的には3枚採用は確定です。
評価:95点
《ボーン・デーモン》
手札か場のカードを墓地に送り自身を特殊召喚する効果と、手札かデッキの悪魔チューナーを墓地に送り、モンスターのレベルを変更する効果を持ちます。
ソウルリゾネーターと組み合わせ、レベルを下げればライジングからの展開に、レベルを上げれば
直接8シンクロ出来る器用なカードです。
欠点として、自身を特殊召喚する効果を使うと闇ドラゴンシンクロしか出せなくなるいつもの縛りが付く点と、器用であるが故にこのカードに妨害を受けると展開がかなり苦しくなる点が挙げられます。
それでも採用しない理由は無いカードなので3枚採用します。
評価:90点
《ヴィジョン・リゾネーター》
場にレベル5以上の闇属性が居ると特殊召喚出来る効果と、墓地に送られた場合に「レッド・デーモンズ・ドラゴン」の名称が書かれた魔法・罠をサーチする効果を持ちます。
このカードの存在により、ボーンを自身の効果で特殊召喚し、レベル変更効果でヴィジョンを落とす事でクリムゾン・ヘルガイアをサーチしてソウルに繋ぎ、ボーンを事実上の1枚初動にできます。おろかな埋葬でも同じような事が出来るので、汎用性及び出張性能の高さが強みです。
また、レベル2であり自身を特殊召喚する効果のおかげで深淵の獣と噛み合う点も非常に評価しています。
欠点として、このカードのみでは初動にならないため手札事故になる点が挙げられますが、ソウル・ボーン・ヘルガイア・コール・スイーパー・おろかな埋葬が初動になる以上は、余程の事がない限り初手で手札事故にはならないので特に気にならないレベルです。自身のデメリットを自身でカバーしている強いカードだと言えます。
評価:95点
《クリムゾン・ヘルガイア》
1ターンに1度、「レッド・デーモンズ・ドラゴン」及びその名称が記されたカードをサーチまたは墓地から回収する効果、「レッド・デーモンズ・ドラゴン」の攻撃宣言時に相手モンスターを全て裏守備にする効果、場のモンスターが破壊された場合に「レッド・デーモンズ・ドラゴン」を蘇生する効果を持ちます。
レッドデーモンズの名称が付いているソウルやヴィジョン、その他魔法罠をサーチしてリソースの確保が出来るほか、裏守備効果で後手捲りの補助、追撃や壁に使えるレッドデーモンズを蘇生する効果とかなり盛られまくってます。
このカードによって今のリゾネーターの強さが支えられていると言っても過言ではありません。
全ての効果が強いので、例え先攻展開した盤面を返されてもこのカードが残っていれば巻き返せます。
欠点らしい欠点も無いので、特に非の打ち所がありません。イラストも最高です。
評価:100点
《アブソリュート・パワーフォース》
レッド・デーモンズ・ドラゴン1体を対象にして、戦闘を行う場合に以下の効果を付与します。
・攻撃力1000アップ
・相手は魔法・罠・モンスター効果を発動出来ない
・守備貫通
・戦闘ダメージ2倍
レッドデーモンズを打点4000の最強モンスターにする、待望の必殺技カードです。
必殺技カードとしてはクリムゾン・ヘルフレアがありましたが、イラストにレッドデーモンズが写っているのはこのカードが初です。
付与される効果は盛りだくさんですが、やる事と言えば「相手の守備モンスターを守備貫通戦闘ダメージ倍で殴る」の1点に尽きます。
前述したヘルガイアの裏守備効果と組み合わせ、相手の守備力0のモンスターを殴るだけでワンキルが成立する様は、まさにキングのエースに相応しいパワーとロマンに満ち溢れています。
欠点はレッドデーモンズがいなければ使用出来ない点ですが、専用の必殺技カードなのでそこはご愛嬌ですね。
評価:90点
《デモンズ・ゴーレム》
場の攻撃力2000以上のモンスターを次のターンのエンドフェイズまで除外する効果、さらに「レッド・デーモンズ・ドラゴン」またはその名称が記されたシンクロモンスターが存在する状態で発動すれば、追加でデモンズ・チェーンをデッキ・墓地からセット出来る効果を持ちます。
まさかのデモンズチェーン関連カードで、初見での評価はあまり高くありませんでしたが、単体で機能してヘルガイアで使い回せる除去として見れば割と強いカードだと解りました。
通常罠なので、ヘルガイアでサーチ後アリアーヌのコストに使うなど動きの選択肢も増やせます。
欠点は罠なので発動が遅い点とセットしたデモンズチェーンを即発動出来ない点ですね。即発動出来れば更に評価が高かったですが、そんな美味い話はありませんでした。
評価:85点
《スカーレッド・ゾーン》
「レッド・デーモンズ・ドラゴン」またはその名称が記されたシンクロモンスターが存在する状態で相手がカード効果を発動した時に場のカードを1枚破壊する効果、除外されている闇ドラゴンシンクロを特殊召喚する効果を持ちます。
破壊効果の発動条件にはレッドデーモンズの存在を要求されますが、他のコスト等は不要なため条件に見合った効果と言えます。
破壊耐性を無視するためにレッドデーモンズを除外された場合でも、ターン1で帰還させる事が出来るので、ソウルの破壊耐性とヘルガイアの蘇生効果を合わせて場持ちの良さを更に底上げします。
欠点はどちらの効果もシンクロ体を要求されるため単体では機能しない点ですが、動き方の選択肢を広げてくれる重要な1枚です。
このカードの使い方に最も使用者のプレイスキルが出ると感じています。
評価:90点
《スカーレッド・デーモン》
場か墓地に居る場合に、自身を「レッド・デーモンズ・ドラゴン」として扱う効果、モンスターゾーンから墓地に送られた場合にEXデッキからレッドデーモンズをシンクロ扱いで特殊召喚し、この時にシンクロ素材として墓地に送られていたら、ついでに相手の攻撃表示モンスターを全て破壊する効果を持ちます。
レッドデーモンズとして扱い、かつテキストに「レッド・デーモンズ・ドラゴン」の名称が記されているので、これまで紹介した各種サポートを全て受ける事が出来ます。
更に墓地に送られるだけでレッドデーモンズをEX
から特殊召喚するので、追加の打点や場持ちの良さを兼任出来る非常に使いやすい1枚です。
攻撃表示モンスターを破壊する効果のおかげで後手捲りも比較的簡単になったので、後攻で相手の盤面を突破する際には積極的に通しにいきたい効果です。
欠点は非チューナーに闇属性指定がある点と、場で使える効果が無い点ですが、闇属性指定はボーンが居ますし、レッドデーモンズを召喚する効果の唯一性は他のカードには出来ない事なので特に問題にはなりません。レッドデーモンズを活かすという意味では最高のカードです。今後もお世話になります。
評価:100点
●まとめ
今回の新規によって、リゾネーターはこれまでとは次元が違うレベルで強化されました。
擬似的ではありますが1枚初動も手に入れ、環境デッキとまではいかずともそれなりに強いデッキぐらいにはなっています。
これだけの強化があれば簡単に負けることはありません。目標としていた大規模大会での優勝も夢ではありません。
普段出ている大会でもストラクが出てからは高めの勝率をキープ出来ているので、良い結果を報告出来る日も近いかもしれませんね。
そんな訳で超久しぶりの更新ではありましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
それではまた次回に(・ω・)ノ